使命と継続

現在将棋の「王将」というタイトルをかけて藤井聡太五冠が羽生善治九段の挑戦を受けて戦っております。

藤井さんがまず1勝した後、羽生さんが次の戦いで勝ってお二人とも一勝一敗の状態です。

私は将棋はあまり詳しくないのですが、羽生さんは言うまでも無く平成に活躍された将棋界の超レジェンドですよね。
現在までに獲得したタイトルは通算99期で今回王将のタイトルを獲得すれば、通算獲得100期の大台となるそうです。
代わって、藤井さんはこれまで5つのタイトルを獲得するにあたり、史上最年少記録を更新し続けてまさに、昇り龍の勢いですよね。
自分でパソコンを組み立てて過去の棋譜を打ち込んでコンピューター相手に戦略を日々研究されているのだとか。
きっとそれ以外にも様々な努力をされていると思うのですが、まさにAI世代を象徴していますね。
お二人の世紀対決からまだまだ目が離せません。

そんな羽生さんが取材の対談で語っていたことが印象的でしたのでスピリチュアルな観点から(恐れ多いことですが)考察させていただきます。
羽生さんのコメントを要約すると、

  • AIが発達して正確な一手を予想できるようになった現在、
  • 毎日将棋ばかり指していると自分が何者なのか分からなくなる時があるそうです。
  • 将棋世界の発展にAIが貢献していけるのであれば、わざわざ人間が将棋を打つ必要がないと考えるからなんだとか。
  • 自分が将棋に挑み続ける理由は、AIの及ばない世界、そこは人間だけしか辿り着けないエリアで、それがきっとあると信じているから。

ということでした。


超人の羽生さんが「自分が何者なのか分からなくなる」と思うことがあるなんて凡人の私からしたらびっくりしちゃう事ですが、逆に、そのような方々でも、私たちと同じ悩みがあるのだと気づかされました。

スピリチュアルな考え方では私達には生まれてくる前にこの世で果たす使命を自分で選んで生まれてきました。

いわば今の自分の仕事がその使命となっている可能性が高いのです。

例えば、私の仕事はたくさんの方々にサービスを提供する仕事なので、同じ説明を別々の方々に一日のうちで何十回も繰り返すことが当たり前なのですが、ふと

「何度も同じ事を…私はロボット?」
「こんな同じ説明はテープレコーダーに録音させて流した方がいいのではないか」

などなど普通なら思ってしまうのですが(スピリチュアルを知る前迄は実際にそう思っていました)、私の使命は「沢山の人を喜ばせて感謝されること」なのでなるべく

それが私の使命と考えて

「どうすればもっと分かりやすく説明できるかな」
「この人不安そうな顔をしているけど、私の説明で笑顔にしてみせるぞ」

など同じ仕事でも自分の使命を意識して行っています。

そう考えると、行列ができる美味しいラーメン屋さんと一緒ですね。
私たちがいつも同じ味で美味しくラーメンを頂けるのは毎日仕込みから調理までやり方を変えることなくやり続けているお店の努力のおかげなんです。
いつもの味を食べる為にお店に行ったのに、味が違っていたなんて残念なことはないですからね。
「誰にでもできることを誰にも出来ないくらいにやり続けること」はそういった意味で非常に大切なことだと思うのです。
というわけで羽生さん、藤井さん、熱い戦いを応援しています!
私の好きなラーメン屋さん、いつもありがとう!

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